こんにちは、夫婦揃ってドラッグストア共働きのふくのしまです。
今回は私が転職エージェントの面談を受けてきた様子をお伝えしようと思います。
選考面談とは違ってエージェントの方との面談なのでフランクな印象でした。服装もスーツでなくて構いません。
とはいえ今後もしかしたら転職活動でお世話になる可能性もあります。あまりに常識外れなイメージを与えるのもいけないと思い、ビジネスカジュアルのような服装で私は臨みました。
転職をサポートするエージェントとはいえ、あくまで人が行う事です。最低限の礼儀を持って誠実に接しなければエージェントにも「この人は大丈夫かな?サポートしたくないな」と思われてしまいます。
私は事前準備も指示のあった物は全て完了させていました。
私が面談で心配だった事がひとつあります。
それは私レベルの悩みでエージェントサービスを利用していもいいのかな、という事です。
現状仕事自体に不満はそれほどありません。ただ営業時間が遅い故の昼夜逆転生活は改善したいかも、くらいの気持ちなんです。
その気持ちも強烈に強い訳でもありません。改善できたらなんとなく嬉しいなくらいです。
エージェントは転職を成功させる事が仕事です。強引に求人を勧められたりしたら嫌だなぁ、と少し心配でした、
色々と不安もあった面談でしたが結論から述べますと私の心配は杞憂でした。
エージェントは私の状況、考えを尊重したアドバイスをしてくれました。自分でも気付かなかった価値観を深掘りしてくれて大変勉強にもなりました。
面談の雰囲気なども伝えるために、私の面談で話された事を時系列でお伝えしたいと思います。
転職エージェントの面談環境
私の場合は転職エージェント面談はZoomを使用してオンラインで行いました。
事前に連絡をされていたのでPCにアプリをダウンロードして設定も済ませていました。当日は自宅で面談時間の10分前にはアプリも開き、いつでもスタートできる状態でスタンバイしていました。
予定時刻になりますと担当エージェントの方から電話で連絡がきます。
「本日はお時間頂きありがとうございます。面談なのですが、このままお電話でお話する事も可能ですしZoomを用いて行う事も可能です。いかが致しますか?」
電話でそのままできるパターンもあるのか!と最初は驚きました。どうやらZoomだけで面談を行うと通信環境が悪いと会話が途切れたり、不都合が生じる事があるみたいでした。
私はZoomの環境がバッチリでしたので、せっかくなのでZoomでお願いしました。
「ありがとうございます。では面談中の会話に関してはこのままお電話で行いたいと思います。よかったら電話をスピーカー設定にして頂いて面談を始めましょう。」
スマホの通話をスピーカー状態に設定して、Zoom画面は開いてお互いの姿は見れる状態で面談はスタートしました。
電話だけでも面談が行える事は、仕事の合間など忙しい方には非常に便利ですね。手軽なので場所も時間も自由度が大きく上がります。
ただ個人的にはPCなどを用意して自宅の落ち着いた環境で面談を行う方が良いと感じました。
- お互いの姿を見ながら面談した方が深い内容が相談しやすい
- 自分の個人的な話をオープンで話す必要があるので周囲が気にならない
- 座って落ち着きながらメモを取ったり話を整理する事ができる
Zoomでお互いの姿を確認して身振り手振りを踏まえながら面談した方が、深い内容が話しやすいと感じました。
転職活動を続けるならば今後も面談の担当エージェントには長くお世話になります。電話の声だけよりも、Zoomの面談形式の方が親しみを感じやすくて信頼関係も作りやすいです。
面談で話す内容は自分自身の価値観など深い自己開示が必要な話です。ひとりで落ち着いて話せて、対面で話してると感じられる環境作りは必須ですね。
転職エージェントの面談内容
私の場合は事前に履歴書、職務経歴書や事前アンケートなどを事前に提出していました。
大まかな私の現在の状況は予めエージェントには伝わった状態で面談がスタートしています。
「大まかな状況は確認させて頂いています。まずは〇〇さんの価値観や考え方を知る為の参考にさせて頂きたいので、高校卒業後の大学入学、大学卒業後から入社までの事をお伺いします。」
てっきり今の仕事の話から入るかと思ってたのですが、高校時代まで遡って質問をされました。
私が入学した大学を志望した理由、大学中は何に熱中したか、就活の時はどう考えて行動していたか等、過去の自分の行動を深掘りしました。
エージェントの方は基本的に話を「うん、うん」と聞いてくれて、時折私がうまく言葉にできない事を代わりにまとめて話してくれたりしました。
私はドラッグストアの店員という仕事をしていますが、元々は理系大学に通っていてゴリゴリのエンジニアを目指していました。
人と接する事はあまり得意ではないと思っていました。そういった自分の特性も自覚していました。
しかし学生時代に接客アルバイトを経験して、意外と自分が人と接する事が嫌いではない事を知りました。
理系職と技術職を就活時代にふるいにかけて、その当時は人に興味がありドラッグストアを選んだ経緯があります。
入学、就活、入社など人生の環境が大きく変わる局面では私自身の価値観が現れた行動を取っています。10年以上前の話でも振り返っていると、心の奥底に眠ってしまっていた価値観がよみがえってくる気持ちになりました。
「ありがとうございます。〇〇さんはコツコツと地道な努力を続ける事ができる方ですね。安定性や理論的で血に足がついた考え方をする方だと感じました。もし話の総括に違和感があれば遠慮せず言ってくださいね。」
「では次は社会人の話をお伺いします。もし話しにくい事があれば話せる範囲で構いませんので、入社から今までの経緯を教えて頂けますでしょうか。」
私が一気にワーっと話してエージェントの方がまとめてくれる、という形式で私の場合は面談が進行しました。
そしてついに社会人の話になります。入社してからどの業務を担当していったかを話していきます。
入社から今までの経緯を伝える
就職先として現在勤めている起業を選んだ理由は既に伝えてあります。入社後の自分のありのままを話すだけですから、意外とスラスラと喋る事ができました。
私は新入社員からずっと店舗勤務で、途中店長職も経験しました。
私の場合は体調を崩して今は店長職を降りています。転職活動の際にはあまりプラスになるとは言えません。
転職の面接の場面では伝え方を工夫しなければなりません。ですがエージェントには正直に話すべきだと感じました。
これから企業の選考に進む際にアドバイスをもらう為にも、多少
エージェントはもっと広い視野を持って話を聞いてくれています。
「なるほど。店長を経験していた時期は心身の負担が大きかったのですね。転職活動を行なっていく上で、どの企業様も必ず転職理由に関しては質問されます。」
「ふくのしま様は昼夜逆転の生活を改善してワークライフバランスを整えたいという事が第一理由になるかと思います。」
「しかし店長職で負担と感じていた事に、まだ自覚されていない今の仕事に対する不満、ふくのしま様の特性に合っていない部分が隠れているのかもしれません。」
夜勤型の生活を改善できればいい、と私は考えて転職を考えていました。しかしそう言われると、たしかに今の仕事に対して不満がない訳ではありません。
不満となることがもはや当たり前になり、心の奥底にしまっていた状態でした。良い機会だから私自身の自己理解を深める必要があるなと率直に感じました。
転職エージェントからのアドバイス
学生時代から社会人としての今に至るまで、私がひたすら話し続けていました。エージェントの方は相槌を打ちながら、時には話をまとめてくれたりして、私が話しやすいようサポートしてくれていました。
今までの話を総括してエージェントからのアドバイスが始まります。
「ふくのしま様が転職した方が良いかどうかは、今の時点では結論は出すべきでないと思います。現職の仕事自体は合っている部分ともう少しこうだったら良いのにという部分が、半々という印象を受けました。」
話を進めているうちに私も同じ考えが浮かんできていました。
「ただ転職活動は行っても良いのかな、とは思います。ずっと同じ環境で一つの仕事を続けてこられてますので、一度別の会社や別の業態を知るという目的で転職活動を行う事はアリだと思います。」
「様々なインプットを通して自分の中でこれは合ってる、これは違うという気付きが生まれると思います。結果として今の環境はやっぱり良い環境だと思えれば、現在の会社に残るという選択肢も良いですよね。」
私はずっとドラッグストアの仕事しか知りませんでした。
たしかに自分の知見を広げて価値観を深掘りするためにも転職活動をしてみようかなと感じました。
より自分に合っていると感じられる仕事や会社が見つかれば転職検討をする。色々見てやはり今の環境が悪くないと思えたら転職活動をしない。
非常にシンプルでわかりやすいなと思いました。
今後の活動について
私は面接の後半段階では転職活動をやってみても良いかなという気持ちになっていました。
その旨をエージェントの方に伝えました。
「かしこまりました。今後はお役に立てるようにサポートして参りますので宜しくお願い致します。何かあればご連絡下されば対応致します。」
「まず今後の流れとしては求人を探して応募して頂く事になります。応募が完了すると履歴書などの書類選考が行われ、無事通過となりますと面接というステップで進みます。」
「企業様の状況によりますが、今のご時世ですと正直に申し上げますと書類選考が通過する確率は低くなっています。数十社申し込んで2、3社面接に進めるくらいが平均です。」
やっぱりコロナ禍においては転職も厳しい状況なのですね。私が今現在、安定して仕事がある事に感謝しないといけません。
「まず私の方でふくのしま様に合っていそうな求人を業界問わず幅広く紹介します。メールや個人サイトで案内を流します。その中で気になったものがあれば教えて頂いて宜しいでしょうか?」
「面接まで進めた場合は、お話を聞く中で実際の空気感に触れてどう感じたかも重要な事になります。そのようにして行動を起こしていきましょう。」
今後の流れとしては、まずは求人情報を確認する事になりました。その中から選考に進んでみる、書類選考が通過したら面接を受ける事になりました。
転職活動の面接は企業側も会社の説明を兼ねている場合も多く、新卒の就活面接よりも対話するイメージが強くなるそうです。
面接を受ける側も企業の雰囲気に触れて、本当に入りたい会社かどうかを判断する場でもあるという事です。
「色々な活動を通して最終的にやっぱり今の会社が良い、と感じられたらより今の仕事に集中できるようになります。それでも良いかなと私は思っています。」
エージェントの方もこの言葉のおかげで、やるだけやってみようかなという気持ちになりました。
次回は書類選考について記事にしようかと思っています。心が軽くなり行動に移した私ですが、転職活動のシビアな面に直面します。
それを書類選考で知る事になります。
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