【総合職】こんな人はドラッグストアの仕事がつらく感じる【3選】

ドラッグストア(総合職)

誰でも気軽に資格取得を目指せて、小売業の経験者・未経験者どちらも仕事を始めやすい所がドラッグストアの良い所です。

実際に働いている方は年齢も経歴も様々な方達が働いていて、ドラッグストアの仕事の始めやすさの証明になっています。

しかし始めやすい一方、ある一定の割合ですぐに退職されてしまう方がいるのも事実です。

今回の記事では私が多くの人を店舗で見てきた中で、明らかにその方の適性とドラッグストアの仕事内容が合ってないな、と感じた事を解説します。

少しネガティブな内容になってしまいますが、仕事は人が行うもので適正にはどうしても個人差があります。

最初から持っている希望や適性が、ドラッグストアの仕事と大きくかけ離れていたら仕事を続けられるわけがありません。

そのギャップは社員、準社員、パートの方で共通している部分があります。

今回の記事ではこの共通して存在している個人の願望・適性と実際のドラッグストアの仕事とのギャップで多いものを3つ取り上げます。

もしあなたがこの3つのどれかに当てはまったら、ドラッグストアの仕事を始めても肌に合わず毎日がつらい日々になります。

私はドラッグストアへの就職、転職オススメしている立場ですが、読者の皆様のゴールはそこではありません。

就職、転職してからこそが寧ろスタートです。毎日を仕事、私生活含め充実した日々にしてもらいたいのです。

だからこそ正直にドラッグストアの仕事が合わない人の特徴を伝えます。

この特徴に当てはまらない、若しくは「別にそんな嫌ではないかな」と思えた方はドラッグストアで働いても根本的なミスマッチは起きない可能性が高いです。

今回の記事では、記事の最後での総まとめはしません。合わない人の特徴3つを怒涛の勢いで紹介して終わります。

総まとめをしない理由としては、読者の皆様がご自身で特徴に当てはまっているかを判断してほしいからです。

最後に私個人の見解を述べると、どうしても私のバイアスがかかり読者の皆様の判断の妨げになると思ったからです。

特徴にやや当てはまる、そういったケースもあるかと思います。

そういう場合こそ他人の意見に左右されず自分自身の内面と深く向き合ってほしいです。

仕事は人生においてのウエイトが高くなります。

是非皆様が後悔のない決断ができる事を願っております。

とにかく接客がしたい

意外かもしれませんが、接客が大好きな方は社員として働くとなると苦しみます。

「ドラッグストアの仕事」というワードで頭の中にパッと連想されるイメージはどのようなシーンでしょうか?

白衣を着用した薬剤師、エプロンを身に纏った美容部員が、お客様に医薬品や化粧品を接客している姿がおそらく連想されるのではないでしょうか。

ドラッグストアの代名詞ともいえるこのイメージ。現場でもあなたが体験する機会は実際にあります。

ですが・・・この接客時間。

これは全体の仕事の何割の時間を占めているのでしょうか。

私の経験から言います。レジ接客は除いてお客様にフロアで商品の接客をする時間…

全体の仕事時間の1割ほどの時間しか占めていません。

1割でも多く言っているかもしれません。1日8時間の勤務時間の中で売場で接客する時間は、1時間にも満たないです。

なぜそうなるのか。

正社員は管理が仕事だから

正社員はパート、アルバイトとは役割が異なります。

簡潔に表現するならば、正社員は店舗の管理者(マネジャー)として働くことになります。

プレーヤーとして働くよりもマネジャーとして働く事を会社からは常に求められます。

その名の通りマネジャーとは店舗運営の為のヒト、モノ、カネの管理が仕事の本質です。

今回の接客に焦点を当てれば、自分がバンバン接客をする働き方よりも、店舗全体の接客レベルを底上げする事を会社から求められます。

時には自分自身が手本を見せて先導して接客をする事も必要ですし、実際にそういう事もあります。

ですが「自分自身で接客を行う」は手段であって、「店舗の接客レベルを上げる」という目的が根底にあります。

あくまで「店舗全体」が主語であり、従業員の成長を考えれば「接客」を任せてやってもらうという考え方が必要になります。

接客以外の業務が多い

もう1つ接客の時間が少ない理由があります。こちらはより現実的な要因です。

そもそも接客以外の業務がかなり多いという点です。

理想としてはパート、アルバイトを雇って、品出しやレジ接客などの固定業務はやってもらう事が理想です。

しかしその為には人件費がかかりすぎる為、それほど多くの人を雇えない事が大半です。適正な利益を出す為には仕方ない事ですね。

実際の現場では社員もパート、アルバイトと一緒に店舗業務を行う事がほとんどです。

それ以外にも商品の売場に関わる作業や、事務作業とドラッグストアの業務は幅広いです。

ドラッグストアの仕事が未経験の方からすると意外かもしれませんが、意外とお客様には見えない裏方の仕事が多いのです。

そして裏方の仕事ほど社員が担当しているケースが多いです。

詳しく話すととても長くなるので、詳細は別記事で解説してますので見てみて下さい。

ドラッグストアの業務の性質上、社員は接客以外の業務が多くなります。結果として相対的に接客する時間が減る傾向が強いです。

もしあなたが「接客をして1日の大半を過ごしたい」と考えている場合、働き始めてからのギャップに苦しむ可能性があるかもしれません。

ドラッグストアは小売業であり接客業です。マインド的には接客の意識は高い方が絶対に良いですし、欠かしてはいけません。

しかし理想と現実は異なり、担当する業務は接客以外の業務の時間が非常に多くなる。

これが現実です。

このギャップにどう気持ちの折り合いをつけるかが大切になります。

自己完結で仕事がしたい

ドラッグストアは店舗仕事となり、店舗には必ず複数人の従業員が所属しています。

そもそもの仕事環境が従業員同士の連携が必須の環境なのです。

とはいえドラッグストアは扱う商品も幅広い為、発注担当やレジ担当などある程度の個々の役割をそれぞれの従業員に与える事が多くなります。

自分に与えられた業務、ノルマとも言い換える事ができますね。それを連日こなしているうちに、ある勘違いをし始める方が一定数います。

「自分の担当する仕事だけこなしていれば大丈夫」

店舗全体という考え方が消え失せてしまい、完全に自分ひとりの世界で働いている状態です。

社員の場合は致命的な考え方

正直に言えばパート、アルバイトはこの考え方をしていてもまだ大丈夫です(本当は良くないですが)

しかし社員でこの働き方は致命的です。

前にも述べたように社員は店舗の管理をする者です。店舗に関わるヒト、モノ、カネに積極的に関わっていく事が仕事です。

会社からも常に要求される内容となります。

自分の事だけやっていればいい、という考え方は通用しません。

というより「自分の事」=「自分ひとりで仕事を行う事」ではありません。そこの認識からして間違っているのです。

社員にとっての「自分の事」とは、「店舗に関係する全ての事」です。個人プレーのみでは到底乗り越える事ができない範囲なのです。

「ヒト」との関係は避けられない

できるだけ人とコミュニケーション取らずに淡々と自分の作業をしていたい、という考えの方が実際にいます。

「ヒト」と関わりたくない、という願望のある方ですね。

これは最もマズイです。この考え方の人は、ドラッグストアの仕事は相当ツライものになります。

コミュニケーションは苦手だけど頑張りたいという方は、この仕事始めても全然問題ないです。自然と鍛えられるので。

そもそもヒトと関わる意志が無い、薄い。それが大問題なのです。

社員は「仕事」をする時に必ずヒトと関わる事になります。

仕事で関わる人々
  • 店舗従業員
  • 会社本部
  • お客様
  • 地域の方達
  • 取引先メーカー

社員の仕事は最終的には誰かのヒトに到達する事になります。

ヒトと関わりたくないという希望があるなら、この事実とその希望は相当相性が悪いですね。

仕事が誰かしらのヒトに向かってるわけですから。

もしあなたが仕事を自分1人で行って完結させたいと思っているのならば、今一度よく検討し直した方がいいです。

ドラッグストアの仕事はコミュニケーションが連日必要になります。 仕事をしていて口を開かない日はありません。

とにかく人と接する機会が多い仕事です。

小売業という意識が薄い

意外とドラッグストアは小売業である事の認識が薄い方が多くいます。

ドラッグストアの仕事を辞める理由として以下のようなものがあります。

意外と多い退職理由
  • 体力的にもたない
  • 連休がとりづらい
  • 拘束時間が長い
  • 異動が多い(転勤がある)
  • お客様対応がストレス

転職会議などのサイトのクチコミを見て頂けると、転職理由として実際にあるものばかりです。

しかしこれらの退職理由って、よくよく考えてみると「ドラッグストア」の退職理由っていうより小売業全般で言える事なんですよ。

小売業の勤務形態は独特

小売業はシフト制で働く時間が決まります。 今は祝日はもちろん年末年始も営業している店舗も多く存在します。

小売業にとっては世間の人々が休んでいる時こそ営業して稼ぐチャンスです。

当然カレンダー通りの休日はとりづらくなります。

また店舗の仕事は基本は立ち仕事中心で、また店舗の営業時間内は全て自分の勤務時間になる可能性があります。

シフトによっては働く時間もまちまちで、長時間勤務になる可能性も十分にあり得ます。

また小売業の店舗数は拡大傾向にあり、地域も様々な場所に出店しています。

社員は当然異動がつきものですので、時には引っ越しを伴う転勤も発生する場合もあるのです。

ドラッグストアでも起こり得る

これらはドラッグストアでも同じような事が起こります。

社員でも意外とここを理解できてない方がいます。

あえて大袈裟な言い回しをするならば、コンビニもスーパーも小売業です。

コンビニやスーパーの仕事が体力的に楽な仕事でしょうか?土日が休みやすい仕事でしょうか?お客様対応をしなくていい仕事なのでしょうか?

医薬品販売という独自の強みがあり忘れられがちですがドラッグストアも小売業です。 これは紛れもない事実です。

他の小売業に比べるとドラッグストアは比較的に働きやすい環境も整っている事は事実です。

労働基準法を違反するような働き方が隠れて行われている、なんて事はありません。

しかしドラッグストアの働き方の土台は小売業がベースになっています。

小売業の独特な働き方
  • シフト制による勤務時間の決定
  • 店舗勤務の独特の働き方
  • パート、アルバイト中心の人間関係
  • 体を動かす肉体労働も多い

ドラッグストアの仕事自体に魅力を感じて就職しても、小売業の環境に慣れる事ができなければ徐々につらくなってきます。

ドラッグストアの仕事内容の確認の前に、小売業特有の働き方がそもそも大丈夫なのかをチェックしましょう。

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