こんにちは、夫婦揃ってドラッグストア共働きのふくのしまです。
今回は個人日記のようなものです笑
タイトルの通りです。年々ですがドラッグストアの採用基準が厳しくなってきていると感じます。
私は10年以上ドラッグストアの現場で働いています。近々のドラッグストアの採用のハードルが過去より上がっていると言わざる得ない状況になっています。
別の言い方をすると正社員、パート、アルバイト全ての役職で採用基準が上がっている、と言えます。
1、2年ほど前まではコロナ関係なく割と採用に積極的だった私の会社でも、かなり採用に関してはシビアになってきてしまいました。
昔に「未経験でも始めやすいドラッグストア」という話は記事にしました。それは変わらないです。
ですがそもそもの採用の基準が上がっているという事実を現場目線でも感じますので、今回はそのお話をしようかと思います。
正社員の話がメインです。またデータ云々ではなくあくまで私の主観である事をご了承ください。
経験者も条件付き採用
ドラッグストアで働いた経験があり、登録販売者の資格も持っている。それでも採用には条件が付くケースが多い気がします。
ドラッグストアの社員になる方法の1つは転職サイトや企業の採用ページから選考に応募する事です。
実は私、今年に入って他社のドラッグストアの選考を受けようとした事があります。私の経歴は以下のような感じです。
- 10年以上の現場経験がある
- 店長経験がある
- 登録販売者の責任者要項もクリアしている
この経歴だけ見ると、どこのドラッグストアでも採用選考には進めそうな気がします。
ですが私が選考を受けようとした企業には「全国勤務が可能か」という条件を付けられてしまいました。
私は全国転勤が難しい事情があったので企業に説明したところ、今回は見送りという形になってしまい面接にも進む事ができませんでした。
5年ほど前は未経験者の社員も多かった
まさか面接すら行えなかったという事実は私にとっては衝撃でした。
経験者ですら条件付き。という事は未経験者のハードルも高いのだろうなぁ。
応募者の経歴を確認して、企業側が求める経験が無い場合は足切りされる可能性も高いのかもしれません。
これはドラッグストアに限らず転職では良くある事ではありますけどね。
ふと思い返してみると、たしかにここ最近でドラッグストア未経験の転職組の社員って減っているんですよね。
5年前くらいには未経験、資格未所持の方が転職してくるって事がよくあったんですよ。
ところがここ数年は他のドラッグストア企業からの経験者の転職者ばかりです。
未来の店長候補というより、すぐに活躍できる人を積極的に採用しているイメージです。
登録販売者の制度はよく変わる
採用の仕方が変わってる背景には登録販売者の制度変更も大きいかと思います。
登録販売者に関する制度はちょこちょこ変わります。
ドラッグストアで働く上では必須のこの資格。今は試験を誰でも受ける事ができます。会社員でも学生でも、出身学部も関係無しです。
受験資格条件がありません。受けたい、と思ったら誰でも申し込めます。
私が試験を受けた8年ほど前は、1年間のドラッグストアでの実務経験が必須でした。ドラッグストアで働いてようやく試験を受ける資格を得る事ができる制度でした。
なのでドラッグストア企業は将来の登録販売者を増やす為に、資格取得の意志が強い人材をあらかじめ積極的に採用していた事情があります。
ところが今は登録販売者の試験受験は誰でも無条件にできます。ドラッグストアで働いた事が無い人でも資格を持っている可能性があるのです。
「登録販売者を取得したい人」をメインで採用していた企業。それが「登録販売者資格を持っている人」若しくは「登録販売者試験に向けて行動している人」を採用する。
そんな流れになりつつある気がします。
登録販売者という資格の重要さ
こうなってくると登録販売者の資格を持っているかどうか、が採用に関してより重要なポイントになってきます。
企業のホームページでも転職求人の場合は登録販売者の資格はガッツリ応募条件になっています。
仕事が未経験でも問題は無いと思います。実店舗で経験すれば良いだけですので。採用に関しては経験があった方が有利ですが、未経験が可能性は0ってことはありません。
しかし、登録販売者の資格は絶対に必要という意識はあった方が良いと思います。
ドラッグストアの仕事をしたいと思ったら資格取得も同時進行で進める。
前述でも触れましたが、登録販売者資格は誰でも受ける事ができます。ドラッグストア以外の別の仕事をしていてもです。
正社員でもパートでもフリーターでも、年齢も関係なく受ける事ができます。保健所で申し込み用紙は貰えます。
ドラッグストアの仕事を考えるなら転職組は必要になるアクションだと私は思います。
仕事をしながら勉強、条件は一緒
登録販売者の試験を受けるにあたって、ドラッグストアで働いてる人が有利に思えます。しかし私はそうでもないと思っています。
会社で試験対策みたいな事は一応やってくれます。動画で解説してくれたり、ポイントを説明してくれたり。
しかしあくまで単発でやってくれるという感じです。通信教育のように合格まで手取り足取りやる訳ではありません。
結局のところ、ドラッグストアに勤める従業員も仕事外の時間で自分で猛勉強するしかないのです。
私もそうでした。仕事終わったら家でひたすら問題を解いていました。会社から試験対策のレジュメも貰ってましたが、結局最後は自分で買った教材や過去問をやってました。
ドラッグストア従業員も登録販売者試験は個人の頑張りによるところが大きいです。
自分で時間を作って勉強する。そういった点ではドラッグストアで働いていようが、別業種で働いていようが試験を受けるとなったら条件は同じです。
だからこそ誰にでも取得チャンスのある資格だと思います。
パートから社員になれるかは状況次第
20代〜30代くらいのフリーターや今の仕事が嫌すぎて辞めちゃった方、何か仕事をしないといけないと焦ってる方。
そんな方はまずはパートで入るも1つの選択肢かなと思います。ドラッグストア業界に単純に入るだけならむしろそっちの方が確率高い気がします。
登録販売者の実務経験も積める、仕事の内容を直に体験できる、社員の働く様子も見れる。給与も貰えながら色々と体験ができて、良い事も沢山あります。
ただパートから社員に上がる、となるとかなり運の要素が絡んできます。
まずは店長に認められて社員への推薦を貰わなければならないのは必須。ですがその後、社員への昇進に進めるかは運次第だったりします。
今は採用に積極的ではないなどの社内事情にも左右されたりします。
もちろんチャンスは十分にあるのですが、自分ではコントロールできない要素も絡んでくる事は把握していた方が良いです。
店舗の採用枠
話を戻しますが社員にしてもパートにしても採用基準が年々上がっている事は間違いないと思います。
店舗毎に使える人数は決められていて、これも年を追うごとに厳しくなっていってます。
どんどん作業の効率化を求められています。効率化を図り「この人数ならば店舗を運営できる」と決まってしまってるんですよね。
誰か人が辞めたりしない限りはパートの採用はかけられません。
社員の場合もそうです。結局のところ店舗数分の社員が必要なわけです。
新店を出店すればそれだけ人は必要になります。出店のペースも数年前に比べれば鈍化している印象を受けます。
つまり前ほど多くの採用は必要無くなってきているという事に繋がります。
新しい人が入ってきにくい。これが加速していく事を私は心配しています。
【最後に】新しい人材の可能性
新しい人材が入ってこなくなると、急激に効率化が進みます。効率化が進むと仕事は楽になる部分もあります。
しかしその分経費も効率化されてしまいます。経費というのは人件費も含まれます。
さらに人を減らす、業務を減らす、無駄を減らす。
急成長を続ける時は何でもかんでも増やしまくる。そのスピードが緩やかになる。人が入りにくくなり成長が止まる。そして業界の衰退が始まる。
今はスピードが緩やかになっている段階だと私は思います。データとか根拠はなく働いている体感です。
ただ急成長を続けて勢いのまま進んでくフェーズは終了したんだな、と最近現場で働いて本当に思います。
今回の記事はこれで終了します。ただの感想文、日記のようなもので申し訳ございません笑
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